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生きづらさの原因

【トラウマを克服したい人へ】家族からの攻撃の賢いかわし方

育ての親である祖母との関係性で悩んでいる、ももさんからの
相談を紹介している、こちらのページの続きです。

しつこく攻撃してくる家族を賢くかわすには
どうすればよいかお答えしています。

カープマンの法則を思いだしながら、読んでみてくださいね。

 

 

 

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●ももさん 20代女性 (その1 の続き)

社会人になり、ある程度自立したいと思うようになった頃から
祖母の言葉に苛立ちを隠せなくなりました。

些細な事でも、祖母のお小言にイライラとするのです。

その態度が悪い!と祖母の機嫌を損ね、そこから大げんかに発展することもしばしばです。

そうすると、私の態度の悪さに比例するように祖母の言葉がキツくなります。

例を挙げると、
「お前なんかいじめられて当然」(中学時代苛められた事や、会社でお局にいびられていた事を言っていると思います)
「クズ」
「どうせ会社でも使えないんだろう」
「そんな子どもに育てたつもりはない」
「薄ら汚い」
「他所の子は貯金もしっかりして結婚もさっさとしてるのにお前は何をやってるんだ」
「お前みたいなのは売春婦にしかなれない」
「もう家を出ていけ」
「子どもなんかいらない」
「お前のせいでこっちは病気になったんだ」…などです。

ここまで言われると、もうどうしていいか分かりません。

祖母も一度怒り出すと、怒りに任せその時その時に
関係の無いことでも引っ張りだし暴言やきつい言葉を発するので、対策を取りようにもありません。

関わると精神的にダメージを受けると思い、仕事や外出、食事の時以外は部屋にこもりますし、
祖父母に悩みや体の不調を打ち明けることなどもしません。

外出するにしても、友人とお酒を飲むことや
趣味のライブに出かけると言うと機嫌が悪くなるため、いつも嘘をついています。

もう、正直言って祖母の言葉を真に受けるのは疲れてしまいました。

真に受けると、自分が無価値な人間のように感じ死んでしまいたくなります。

だから、適当にあしらったり、何かあると部屋に逃げ込むのですが…。

それでも、昨夜祖母に叱られた時、
「お前なんかいらない、今すぐ出ていけ」と言われて以来苦しくて仕方ありません。

両親が離婚した時、父が再婚して「向こうの家庭」を築いてしまった時を思い出した時と同じ感情です。

「また捨てられるんだ、いらないんだ」そう思ってしまいます。

しばらく経てば、落ち着くのかも知れません。

(その3へ続く)

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親からの攻撃は冷静にかわすことが大切

 

ももさん、具体的に辛い体験を書いてくださってありがとうございました。

読者の中にも、このセリフと全く同じ内容を言われたことがある人がいると思います。

そんな私も親に、「売春婦」だとか「公衆便所」(父親の時代の、女性を蔑視する用語)だとか言われました。

私が2回の結婚をして、離婚をしたことは事実ですが、
「お前は尻が軽い、男をすぐに捨てる」などと言われ、
「え? 今、あなたの娘に向かって言ってるセリフなんだけど、本人気づいてますかー??」とびっくりしました。
目が点になってしまいましたね(笑)

芯入りして、虚の儲けを求める人たちは、誰に向かってコミュニケーションしているかは全く関心がありません

私の親は世間体は良くても家ではほとんど感情的で、芯入りしっぱなしの人たちでした。

それで、自分が言いたい感情を垂れ流しているだけなので
そこを構造的に見抜いていた私は、このセリフを言われても傷付くことはありませんでしたが…。

それに、カープマンの法則通りに救済者ポジションになった親から
「ひどいことを言って済まなかった」という後日談もありません。

本人は言ったことを覚えていないほどの、感情に飲み込まれた無意識のセリフなので、
そんなところで指摘しても、「言った言わない」の話でさらに時間と気力体力の無駄になるだけです。

だから、私自身は蒸し返すこともなく、静かに、感情的に未熟な親を見限ってきました

こんな芯入りした人の感情垂れ流しのセリフをまともに受け止めていたら、大変ですよね。

 

トラウマが再現されることで「芯入り」する

 

ももさんも、もうそこには気が付いておられ、
物理的な距離を取ることで、自分を守ってきたのですね。

真に受けないのが正解です

自分の尊厳を守る、素晴らしい態度だと思います。

そして、昨夜言われた決定的な一言で、
今度はももさんが「芯入り」してしまったようですね。

人は、この世に居場所を感じられなくなると、「芯入り」して死にたくなります。

自分が信奉する神様のような存在=親に、「お前なんかここにいる資格・価値がない」「お前は生まなければよかった」などと言われると、
全存在を否定されたように感じ、拠り所が消滅し、死にたくなってしまいます。

その状態が、「芯入り」です。

そして、その感情と身体感覚は、父が再婚して
「向こうの家庭」を築いてしまった時のことを思いだした時と同じという解析もされています。

それが、トラウマの再現(フラッシュバック)なのですね。

ここでは、「芯入り」と呼び、当時の身体感覚が再現されたようになります

人によっては、過呼吸を起こしたり、体が重だるくなり、震えたり、急に涙が出てきて止まら無くなったり、
動くのが億劫になったり、寝込んでしまうまでの方もいます。

これがひどくなると、うつ病に発展します。

もっと深い芯入りが長期化すると、自殺未遂を繰り返したり、
人格障害として自分が乖離していく感覚をもつようになります。

つまり、
メンタルの問題、
精神科のお薬を服用してもなかなか治らない心の病は
すべて、インナーチャイルドに人格交代し、
幼児返りした「芯入り」という新しい概念で説明できる現象なのです。

心身の中身が幼児となり、長期間にわたって思考停止しているため、
大人なのに、まともな社会生活が送れなくなる人が多いです。
(あの”号泣議員さん”みたいな、どうしようもない状態に陥ってしまいます(笑) 芯入りの典型例です。)

 

アダルトチルドレンのトラウマを克服する方法

 

ももさんの場合は、

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      • 生きていても仕方がない
      • 死にたい
      • 居場所がない
      • 祖母に認められない私は価値がない
      • 父に捨てられる私はだめなんだ

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このような芯の子が発動しているのでしょう。

頭脳で冷静に考えれば、祖母だけに認められなくても、
十分に仕事をして社会的に認められて生きているわけですし、
あれだけの感情的な祖母の言うことなので、信じる必要もないかもしれないのです。

なのに、幼いころに、必勝パターンを身に付けてしまったももさんは、
祖母の呪縛に心身が絡めとられて、身体も苦しくなっている状態です。

その芯の子をプログラムしてしまった瞬間の日までさかのぼり、丁寧に癒す作業が必要です

表面的な、インナーチャイルドとイメージの中で出会って癒してあげましょう♪などという
生ぬるいヒーリングでは、すぐにまた同じセリフやトリガー(引き金)で、舞い戻ってしまうのです。

その芯の子(インナーチャイルド)を産みだした、その日の場面をきちんと推理して、
解析し、感情で思いださなくても、身体がきちんと答えを出してくれる
キネシオロジーチェックで、安全に癒し終えることができます。

非常に論理的に、モヤモヤした感情を言語化していくことで、
思考停止に陥らず、感情に飲み込まれることなく、状況を冷静に把握して問題解決ができます。

ここまで、芯入りした場面のトリガーがわかっているなら、
あとは「芯出し」をするだけで、その苦しさ、生きづらさは解消できますよ

そこまでたどり着けなくて、皆さんアダルトチルドレンの克服を断念してしまうのです。

アダルトチルドレン克服のコツは、感情を、感情で解決しないこと

構造的問題であると見抜き、構造を取り替える勇気を持ってください

そういう意味では、祖母から物理的にはなれるため、
一人暮らしを選択することも考えてほしいと思います。

 

アドバイスを求める人は選ぶのは慎重に

アダルトチルドレンは、タイム・パワー・マネーの3つの人生の基盤がぜい弱な人が多いです。

感情に左右され不安定なために、職を転々としたり、
お金を管理できずにいたり、芯入りして気力と体力も削がれています。

アダルトチルドレンの自覚をしたなら、自分の特性に合わせた”守り”をしていきましょう。

自分を世界一大切な人として、この世界におもてなしをしてあげてください

芯入りしたわけのわからない人たちの言うことを聞く必要はありません。

「誰からのアドバイスを聞きたいか?」をよくよく考えてください。

感情的で、実績もない人からのアドバイスか、(そういう野次馬のような人は、タイム・パワー・マネーの人生基盤も脆弱です)

実の儲けを出すための建設的なアドバイスか?、を見極めるのはあなたの大人の知性です。

あなた自身が見極めないと、いつも誰か(家族とは限りません。ゴシップ、時代の雰囲気、流行の雑誌、テレビ、ニュース)の奴隷になり、
情報弱者となったあなたは、簡単に洗脳されて感情も人生そのものも、振り回されてしまいます。

まんなかで、カープマンの法則のシーソーから降りた視点でアドバイスをくれる人を探してください。

友人や同僚たちに相談しても、また違うカープマンの法則に放り込まれて、苦労しますよ(笑)

人の不幸は蜜の味ですから、くれぐれもお気を付けて。

 

その3 に続きます。

 

 

アダルトチルドレン専門セラピスト
林志のぶ

 

 

 

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