AC克服プログラム

アダルトチルドレン向け「負の世代間連鎖をほどく家族療法」その2

こちらのページの続きです。

アダルトチルドレンを自覚して私を訪ねてくださる方には、
本当に大変な幼少期を過ごしてきている方が多いです。

今回、そんな苦労人のお二人の家族の関係性を「家族療法」で見える化していきました。
(詳細は触れることができませんので、家族療法がどういったものなのかを
お伝えするためだけに書きますね)

”家族関係を見える化”すると言っても、私はこれが家族の想いを正確に反映しているとは断言していません

実は、この場に現れた立ち位置を観察者として眺めることで、
本人は新たな家族関係の情報を発掘して、”手の立場でも多角的に考えられる理性”を取り戻すのだと思っています。

 

(こんな風に、それぞれが居心地のよい立ち位置を探っていきます)

 

母のエネルギーから兄弟が守ってくれていた

一人目のセッションです。

最初、母親と第1子の間に湧き上がる熱量がすごい。
ラブラブとしか言いようのない感覚で、実際に代役達は体がほてるほど暑くなったそうです。

そこから、時間がたつにつれ、母の猛烈なエネルギーに圧倒されて座り込む第1子という構図になりました。

そんな様子を離れた距離で見守る第2子。
第2子は、だんだん第1子のことが気がかりになってきたそうです。

ここから、ご本人が気が付いたことは・・・

兄弟はまったく自分の辛さを知らなかったと思っていたが、もしかしたら、当時何かをキャッチしてくれていて、
それなりに母からの有害なエネルギーをカットしてくれていたのかも?ということでした。

 

 

この感想を聞いて、私が思い出したことがあります。
妹との関係性です。

世間体をものすごく気にする一族の中で、私は息が詰まりそうで苦しかったです。
私は過干渉な母との関係性で悩みましたが、妹は母よりも父と一時期、よく喧嘩していたことがあったぐらいです。

私とは対照的に、母のことはあまり気にならないようで、今は実家も継いでくれています。
そのおかげで、私は外に出ることができたのかもしれない、と感じています。

長女だからこうしなさい、ああしなさい、という呪縛を振り切って、
すべて親が嫌がる”世間体の悪いこと”をして、
バツ2でさらに難病が見つかった時に、「もうこれでいいでしょ!」と(自分の中では)縁を切るところまで行きました。

なのにその後思いがけず新しい命を迎えて、新しい家族を実家に紹介し、
最近はそう実家に帰っていませんが、妹が親との間に入って連絡を取ってくれます。

妹が親との間に入って、緩和してくれているような形になっています。
代役の立ち位置を見ながら、そんなこともふと思いました。

 

家族との新しい関係性を見つける

ご本人はこの日、家族の関係性を見つめる新たな情報を得て、さらに考察を進めているところです。

こうやって愛してほしかったのに、というものが得られなかったけれど、
相手は自分のやりたい愛し方ではあるけれど、ものすごい熱量を送ってきてくれていたというところが私にも大発見でした。

私の母もそうだったのかしら、とセッションを振り返りながら、気づきを得ることができました。
欲しいものと、あげたいものが同じもののはずだけど、
互いの表現方法が全く違いすぎて相手にはまったく「相手にされない」状態が続き、
その結果、「わかってもらえていない」という孤独な悲劇を生んでいるのかも?と感じるセッションでした。

代役の立ち位置は、最終的にセラピストが介入して、
皆が居心地の良い場所に再び立つことで、新たな関係性を見据えてのセッション完了となりました。

この最後の場面では、皆がしっかりと息が吸えるようになり、
にこやかに安心を感じながら「そこに立つ」
ことができるようになるのが毎度不思議です。

本人は、地に足を着けて生きるということが、
これで体感としてわかるようになる
のだと思います。

その3につづく)

 

アダルトチルドレン専門セラピスト
林 志のぶ

 

 

 

 

 

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