アダルトチルドレンを自覚する人たちの悩みを聞いていると、
論理が破たんしていて、とても滑稽です。
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- 自分は絶対に嫌われているはずだ
- 親がひどいから、私の人生はめちゃくちゃになった
- 自分の人生がうまくいかないのは、社会のせいだ
- 自分だけが特別で、大事にされなければならないのに、
みんなが私を大事にしてくれない!
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小学生の時に、親に向かって
「みんなゲーム持ってるんだもん!僕だけ持ってないんだもん!」と
主張したことはありませんか?
親は冷静に、「じゃあ、そのみんなって誰なのよ?」と突っ込みます。
子「○○くんと、◇◇ちゃんと、△△くんと、えーっと・・・??」
親「クラスの人数は30人だったよね?みんなって、あとの27人はそのゲーム持ってるの?」
子「・・・(汗)」
こんな会話で、サンタさんへのプレゼントリクエストを
丸め込まれた経験がある人もいるのではないでしょうか(笑)
アダルトチルドレンの悩みは論理思考で解決する
アダルトチルドレンの悩みも、よくよく聞いていくと、
とても主観的で、事実が含まれていないことが多いです。
冷静に事実を確認していくと、
「あれ? 何がそんなに嫌だったんだっけ??」とキョトンとします。
(探偵に教わった犯罪心理学なので、この過程をひそかに「事情聴取」と呼んでいます(笑))
事実と感情を切り分けてみたら、そこからようやく、論理思考が働いていきます。
「芯入り」している間は、感情が暴走しているので、
アタマでわかっていてもなかなか止められないのですけど、
一晩寝てみて、少しでも感情から離れられたときに、
事実を紙にでも書いて拾いだしてみると、論理思考を始めやすくなります。
少し難しい言葉になりますが、論理思考の訓練だと思って新しい用語を覚えてください。
私たちは、構造的問題を、実存的に悩んでいるときに、
迷宮入りして問題解決ができなくなります。
実存的とは、感情的になることだと思ってください。
構造的とは、自分に起因しない環境的なものを指します。
例えば、カチカチに乾ききったペンで文字を書こうとしている人がいます。
「みんなスラスラと文字がきれいに書けてすごいですね、私なんて全然うまく書けません。
筆圧もすごいし、ガクガクした文字になってしまってお恥ずかしいです。
これだけ頑張って書いているのに、薄い線しか引けなくて、
努力が足りないのかもしれません・・・」
滑稽ですよね?
あなたなら、この人になんてアドバイスしますか?
「ペンをまともなものに替えたらいいと思いますよ、スラスラ普通に書けますよ」
それだけのことです。
インナーチャイルドの暴走は論理的思考でとめられる
もう一つの例をあげましょうか。
実存的に悩んでる人「みんなすごいですね、車の運転ができて、どこへでも自由に移動できて、
私なんか全然だめで、運転なんかできないですし、自由にどこへも行けたためしがないんです」
「あなた、自動車教習所へ行ってはどうですか?」
「えー、だって、お金ないし、怖いし、まだまだ自信がない私には無理だと思うんです!!」
「あの、だったらいつまでも車の運転もできないで、自由に移動することもできないと思いますよ?」
と、まともな人は、しらけて離れていってしまいますね(笑)
構造的な問題を、実存的にいつまでも悩んでしまうのは、
そもそも出口のないところで悩みを堂々巡りさせてしまうから。
問題としてとらえている場所がまったくずれているのです。
それは、インナーチャイルドが暴走しているから、気が付けないだけなんです。
インナーチャイルドの暴走をとめて、論理的に思考して、
大人のあなたが人生の舵をちゃんと取り戻してください。
あなたの構造的問題に目を向けて、
地に足を着けて現実を変えていきましょう。
環境を整備したほうが、断然生きやすくなります。
問題を素人の頭で堂々巡りさせないで、
一日も早く専門家に預けてくださいね。
すぐに楽になりましょう。
アダルトチルドレン専門セラピスト
林志のぶ