親は、ほかの大人と同じただの人間
子供の頃の感受性は、大人よりもーっと高感度で、ピュアで、「親は神様」だと思って生きてきました。
私も親が
” ほかの大人と同じ、ただの一人の人間だったのだ ”
と新しく認識できたのは、高校生くらいの時です。。。
それくらい、自分の生活の根拠が親に依存していたのですね。
私たちは子供時代からずっと、常に心の中に親や先生からの「あれをしなさい、それはだめ!」というような「指示」「禁止令」が響き渡り、
親に嫌われないよう、親に恥をかかせないよう、先生に怒られないように「ちゃんとしよう!」と気を遣って&気を張って・・・生きていました。
おかげで社会になんとか適合して、親の躾のお陰(もしくは反面教師?)で、そこそこやってこれた面もあります。
でも、
気を遣い、ずっと親や周りの大人の目を気にして生きるのは、
生きる力の無い、”非力な子供時代だけ”
でいいんですね。
子供時代はそれらを満たさなければ、「うちに置いてもらえない・・・」と、ビビってしまっていたわけです。
例えば、「お前は橋の下で拾ってきたんだよ、ギャハハ(笑)」
なんて冗談で言われても、子供は大人とちがう感受性で、大げさに多大に恐怖心をもって受け止めてしまいます。
ちょっとした一言が、傷となって残ってしまうのが子供の心。
(もちろん、親のさりげないちょっとした一言も、大きな勇気となって支えになるのも、子供時代の純粋な心だからこそ。)
でも、もうあなたは大人なんだから、知性をもってすべての言葉の定義を吟味しなければいけない時期が来ています。
それをやらずにいると、インナーチャイルドが化けて出ますよ~
(→芯入り状態となります)
ここで、身体のメンテナンスで日頃お世話になっている、ふしぎ整体家の葛巻先生のフェイスブック記事をご紹介します。
葛巻先生が論理的に説明してくださっていたので、全文を転載させていただきました。
ちょっと長いですが読んでみてください
被害者ではなく「間抜け」
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【カラダ語リ♪ココロ話シ】その1 (葛巻孝旭先生のFacebookより転載)
実際のセッションの中でした話や、普段考えている事なんかをこのタイトルでたまに書いていこうかなと思います。
『親や先生からの洗脳』 『学校教育の弊害』なんて言葉をよく聞きます。
これのせいで苦しんでいる人は多いし、本人もそこから抜け出せない自分に気付いてる事もあります。
だから、僕もそういう話をする事もあります。
でも同時に、僕はこれは半分は自分の責任だと思っているのです。
それは「そもそもどうしてそういうのを鵜呑みにしちゃったと思う?」と言う話です。
皆さん、幼い頃って
「大人の人は自分より何でもわかっていて、どの大人も皆同じ意見なんだ」って思ってませんでした?
少なくとも僕はそう思いこんでいたんですよね。
だから、「あれ?」と思うような事でも取り敢えず「そういうものなのかなぁ」と従ってみてました。
すると、沢山矛盾が出てくる。
でも、大人の人はきっと全部わかっていて、正しいんだと思っていたので、それがわからないのは自分がまだよくわかってないからなんだと思っていた訳です。
それ位、大人の人は正しいに違いないと思っていたので、自分の方が正解で大人の人が間違っているなんて選択肢はほとんど発想できなかったんですよ。
我ながら健気やん(つ_ ; )
しかしですよ。
今、大人になってみると、
全っ然違いますよねっ!
意見なんて全員違うし、
ましてや正解かどうかなんて本当のところ誰もわかってなくて、
子供の方が素直な分、「正解やっ!」なんて事、沢山ありますよね。
何が言いたいかと言うと、
子供の頃に鵜呑みにしちゃった事。
これはしょうがない。
本当に知らないのだから。
でも、大人になったら、違うよね。
子供時代に作った「両親が言ってた事」「先生が言ってた事」を前提としたルールや価値観、常識(?)らしきもの。
これは相当疑ってみて良いもんだと思うのさ。
簡単な例で言えば、子供の頃に「自分の描いた絵を笑われた」なんて体験。
これのせいですっかり「自分は絵が下手なんだ」と半ば信仰の様に思ってしまう。
だから絵を極力描かない、人に見せない人生を歩いてしまう。
もったいなくないですか?
本当はあんなに絵を描く事が大好きだったのに。
「下手だ」と言ったその言葉の信頼性だって、そもそも極めて疑わしいのに。
すっかりそういうもんだと思っていると、改めてチェックするって事が全然されてないし、チェックと言う発想すら浮かばないけれど、
もしこの辺りの前提が間違っていたら、
それは相当自分の生き方に影響があると思う訳です。
チェックを怠っていやしませんか?
正直、それに騙されっぱなしで人生終えるのは、言葉悪いけど、
「被害者」ってよりは、
『間抜け』
です。
あの頃の大人達が、
本当のところ全然正解なんて知らなかったって事に、あなたもとっくに気付いてるんだから。
(転載ここまで)
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被害者でなく、間抜け・・・・
あ、はい、もう今すぐ辞めますっ!!!!(恥)
そんな気持ちになれたあなたは、アダルトチルドレンを克服する日は近いです。
この文章を読み終わって、怒られたような気持ちや、悲しい気分、見捨てられた気分になった方は・・・
・・・そこにまだ癒されていないインナーチャイルド=「芯の子」が隠れています。
深刻にならずに、真剣に人生に向き合いませんか?
感情を安全に取り扱う方法を一つずつ教えています。
感情を超えたところで人生を振り返り、取捨選択し、あなたの純粋なエネルギーを取り戻していきましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
アダルトチルドレン専門セラピスト
林志のぶ