こんにちは。
アダルトチルドレン専門セラピスト 林 志のぶです。
今回は、セミナー前に「私はアダルトチルドレンではない」と仰っていた方のケースをご紹介します。
不安や悩みの奥には、過去の自分が関係している
私は特に生い立ちが不幸だったわけでもないし、親とも仲が良いし、
アダルトチルドレンというわけではないのですが・・・
という方から、相談を受けました。
検索したキーワードは、「感情」「インナーチャイルド」だったそうです。
お話を聞いてみると、お困りごとは・・・？
- 朝、仕事に行こうとすると急に不安になる
- 人がどう思っているのか気になって、自分のことを話すのが怖い
- いつもさみしさがぬぐえず、友人などに会った後のお別れが寂しすぎて辛い
ということでした。
これらは、まさにその瞬間ごとに、「インナーチャイルド」が顔をのぞかせています。
あなたも覚えておいてください。
感情が動くとき、必ずそこには想いを遂げようとする、インナーチャイルドが潜んでいます。
あなたがふと不安になったり、疎外感を感じたり、
さみしくなったり、イラっときたりするとき、
今のあなただけではなく、二人羽織のように、過去の自分も、そこに乗っかっているのですよ。
誰しもインナーチャイルドを抱えて生きている
私が長年、多くの人の”感情コントロールをマスターする現場”に、立ち会って思う事は、
アダルトチルドレンであろうがなかろうが、ほとんどの人が、
思いを遂げようとする（勘違いも含めてけなげな）インナーチャイルドと共に、
喜怒哀楽を共にしているんだな・・・ということです。
よく、ぬいぐるみなどを抱きかかえて癒すという、インナーチャイルドセラピーでは、
傷ついているインナーチャイルドは一人だけ、という印象です。
私が独自に定義し、身体から発掘して取り扱っているインナーチャイルドは、
ものすごくたくさんいます。
感情が動く場面の数だけ、インナーチャイルドは存在しているのです。
正確に言うなら、インナー”チルドレン”ですね（複数形）（笑）
インナーチャイルドを意識して過ごす大切さ
あなたがアダルトチルドレンであろうがなかろうが、感情に大きく揺り動かされて、
困っている日常があるとしたら、ぜひやってみてほしいことがあります。
それは、感情が動いたあと、
「あれ？さっきの場面にインナーチャイルドがいたのかな？」
と意識を向けることです。
感情が動いている最中は、冷静になれませんので、
後から思い出せる余裕が出てきたときで構いませんよ（笑）
目の前の出来事（事実）に対して、どんな感情反応をしているか？
過去の自分も、一緒くたになって、二人羽織のように、
（あるいは千と千尋の神隠しの”カオナシ”のように）
大きく感情が反応していなかったかどうか、点検してみるのです。
インナーチャイルドのケアの第一歩とは？
感情が動いた場面には、必ずインナーチャイルドが隠れていたはず！
ということを、自分の中で追跡してみてください。
きっと、地雷ワードに対する大きな反応だったり、今までにも、
よく似たパターンで感情が動いていたことなどが、つかめるはずです。
前回の記事でも書きましたが、情報はカギを握ります。
自分の感情反応に対する情報をたくさん収集してください。
そのデータを基に、自分のダメなパターンが見抜けるかもしれません。
どんなインナーチャイルドがメッセージを送っているのか、
勘のいい方は自分で気づけるかもしれません。
インナーチャイルドをしっかりとケアすると、感情も穏やかになり、安心が常にあるので、
息が深く吸えて、楽に生きやすくなります。
そうなってしまえば、しめたもの♪
やりたいことが見つかり、やってみたいことに挑戦する勇気がむくむくわいてきて、
行動力までばっちりついていきます。
それまで隠れて足を引っ張っていたインナーチャイルドが、あなたの人生を全面的にバックアップし、
応援する存在になって、あなたの人生を豊かに持ち上げてくれますよ。
感情に振り回されず、快適に過ごすために、感情が動いた瞬間に、
インナーチャイルドがいなかったかどうか？
自己観察していきましょう！
アダルトチルドレン専門セラピスト
林志のぶ
