こんにちは。
アダルトチルドレン専門セラピスト 林 志のぶです。
今回は、自分を責めないための、マイナスの感情をやり過ごす方法についてご説明していきます。
マイナスの感情を抱く=自己否定ではない
感情のバランスのコントロールについて【感情のシーソーゲーム その1】の続きです。
さて、イケイケドンドンとモチベーションが高い人とのシーソーに無意識に乗ってしまった。
その人に
- 「もっと頑張りなよ」
- 「もっとできるよ」
- 「なんでできないのかなぁ」
と励まされたり責められたりして、正直言って苦しい。
そんな時、パワーバランス、位置関係、
それによって感情が発生していることはあまり知られていないので、
「苦しい」という感情に対して、つい自分が悪いのでは・・・?
と思ってしまうのも無理はないかもしれません。
前回の記事でお伝えしたのは、ただそれはあなた一人の問題でもないし、
性格の問題でもないよということでした。
自分の感情を悪者にしないマインド
じゃあ、どうしたら?ということですが、そのシーソーを降りましょう、ということです。
- 「そっか、自分だけの問題ではないんだ」
- 「たまたま私と相反するモチベーションの人が目の前にいるだけなんだ」
- 「だからつい比べてしまって落ち込むだけなんだ」
そこに気づくことができると、そのシーソーに乗り続ける意味も、
相手と一緒に居る義理もないので、そのシーソーからサッサと降りることができるんですね。
極端かもしれませんが、ある意味
「あいつがモチベーション高すぎるから、私がこうなっちゃったんだよね〜
そりゃあ、疲れるよね〜とりあえず、コーヒーでも飲もうか(^-^)」
そんな気持ちでいいと思います。
相手がポジティブすぎる人で疲れちゃうなら、距離を置いてみればいい。
そこで、自分がフラットな位置に戻れればいい。
そうすることで、お互いにいい歩み寄りの仕方がわかったり、
必要以上に自分の感情を悪者にしなくなったりできたらいいですね。
人との比較を手放すことで悩みを克服する
他人のせいにするなんて、ダメなのでは?
そんな思いもよぎりますが、無視していいのです。
今は、あなたが楽になる番です。
これからは自分にとって、「ん?これは?」と思うマイナスの感情がやってきた時、
このシーソーを思い出して、
- 「自分の感情とペアになっている誰かがいるとしたら、私は誰を意識しているんだろう?」
- 「シーソーの向こうにはどんな感情の誰が座っているんだろう?」
そう想像してみると、また何か気づくこともあるかもしれません。
人間関係の多くは人との比較から起こると言われています。
あなたのままで大丈夫。自分を否定するのではなく、そっとそのシーソーから降りてくださいね。
気づいて、我に返るだけで十分ですよ。
アダルトチルドレン専門セラピスト
林 志のぶ