ワクワクすれば、勝手にいい結果がついてくる!?
スピリチュアルや自己啓発界隈で時々ある
過剰なプラス思考にうさん臭さを感じつつ
でも気になって、長い間学んできました。
「好きなことを仕事にしよう!」とか
「天命を生きるには好きなことをやればいい!」とか
よく聞きませんか?
あるいは、
「ワクワクすれば自然といい結果がついてくる!」
みたいなテンションの高い成功哲学も
よく聞きませんか?
職業柄、物事の本質を突き詰めて深堀りしていくクセのある私は
テンションの高さが本質とはかけ離れている気がして
あまり好きにはなれませんでした。
「好きなことをする」にハマる落とし穴
わたしはよく講座で、
「Be-Do-Have」という話をします。
『金持ち父さん貧乏父さん』で有名なロバート・キヨサキ氏の
『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』に
出てくる考え方です。
「Be-Do-Have」とは、
「Be=なる-Do=する-Have=持つ」こと。
何かを得ること(Have)をゴールにして、
そのために何か行動したら(Do)幸せになれる(Be)ではなく、
自分はこういう人間になると決め、
自分の在り方(Be)にゴール設定するして、
必要な行動(Do)をとる中で、
複利的得ること(Have)ができるという考え方です。
これを「好きなことをする」に当てはめてみると、
好きなことをする(Do)以前に、在り方(Be)を決めていないと、
やみくもに好きなことをたくさんしようとしても、
あれもこれもと頑張っているうちに、疲弊してしまうことになります。
まずは「自分が自分らしく在っていい」という許可を出してみよう!
好きなことをするためには、
「それをしても許される環境」の整備しなければならないと思っている方も多いことでしょう。
おしゃれしたい!
でも、体型が気になる。
映画三昧したい!
でも、そんな時間取れない。
歌手になりたい!
でも、実力が無いかも。
私の場合は、
オペラに出たい!
でも、体力がもつかな?
という不安を抱えていました。
その場合も、好きなことをする前に、
何のためにやりたいのかを明確にしてみましょう。
・誰かにほめられたいから?
・この世界観をわかってほしいから?
・思い通りに過ごしたいから?
・目立ってちやほやされて、うれしいから?
もしかしたら、その欲求の源さえわかってしまえば、
その「好きなこと」にこだわる必要もなくなるのかもしれません。
「自分が自分らしく在っていい」という許可を出せたときに、
はじめて好きなことを純粋に楽しめる。
好きなことをやらないと成功しない、という考えをもっているうちは、
これが本当に好きなことだろうか?といちいち引っかかってしまいます。
「好きなことをする」=「自分が生きたいように生きる許可を自分に与える」こと。
あなたがありのままで生きるためのヒントになれば幸いです。
今日もあなたを応援しています。
アダルトチルドレン専門セラピスト
林志のぶ