「どうせ私なんか」を手放すだけでお金がまわり始める
問題を抱えたアダルトチルドレンは、定職に就かないことがほとんどなので、傾向としては低所得の人が多いです。
そして心の中に、
「どうせ私なんか・・・」という自己卑下する状態を作っています。
「どうせ私なんか」を手放すだけでお金が回り始める・・・?
自己卑下をやめるだけで、楽な暮らしが待っている?
自分を知ることで人生にやってくる豊かさも変わる・・・?
今日は芯出しセッションを終えた後の、そんな劇的な事例をお話ししますね。
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本当にあった話です。
(プライバシーを守るため、脚色を加えてあります)
インナーチャイルド プログラム解析(通称 芯出し)セッションを受けた方は30代バツイチ男性。
奥さんに逃げられてしまったことを、自虐的に話してくれました。
その男性は当時、日雇いに近い生活をしていました。
工務店の下請けの下請けの下請け・・・の作業員で、「今日は仕事ありますか?」という不安定な生活。
この男性は、とっても”かまってちゃん”なのでした。
知り合いからお声がかかると・・・?
バスの運転手をしてみたり、ベースが弾けるからとライブに駆り出されたり、私の家をリフォームしてよ、などと声がかかり、仕事そっちのけで毎日忙しくあちこちに出入りしています。
どれも仕事の収入というにはほど遠く、結局いい顔をしてボランティアでやっていたりとか、いつも交友関係は広いものの立場の強い相手にいいように使われていました。
そして、毎日忙しいわりにまったく儲からない現実。
その人は、そこに行って構ってもらえると自己重要感を感じ、嬉しいので、メリットがあるわけですね。
でも、貧しい中なのにその付き合いを断ることもできず、その儲からない現実をなかなか変えることができなかったのです。
ある日、それを見かねた社長さんが「俺のところにアルバイトに来い!」「ちゃんと毎日食わせてやる」と仕事を与えてくれました。
そして毎日ちゃんとした仕事をするようになったら、それまでは最高10万円だった月収が、なんと20万円になったのです。(当たり前です。毎日きちんと”仕事”をしているので)
これで家賃も余裕で払えるし、携帯電話ももう止まりません♪
そのタイミングで、極度のかまってちゃんを止めて、自分自身を整えたいということで、私の芯出しセッションを受けにこられました。
それが、昨年の3月でした。
芯出しセッションでは、彼が必死に生きてきた、苦労の生き様が明らかになっていきました。
どうしてどうでもいいところにあれこれ顔を出してかまってもらい、どうして現実を変えるためのまともな仕事を続けることができなかったのか? が、きれいに解明できました。
インナーチャイルドにとっては、大人ばかりで誰もかまってくれないところへ稼ぎに行くことなんかよりも、目の前でヨシヨシとかまってもらえる人を選んで、そこに居着いてしまいたくなるのです。
骨折り損のくたびれ儲け
要するに、かまってもらえる、という「虚」の儲けはたくさん儲けられていたのですが、人生を豊かに支える3つの基盤である、「タイム・パワー・マネー」という「実」の儲けはまったく得られていなかった。
”骨折り損のくたびれ儲け”
以前の彼の毎日の過ごし方は、そんな風でした。
そして昨年の5月。
芯出しセッションから2ヶ月が経った頃です。
現実が大きく動きました!!
この彼が、アルバイトで行った先は遺品整理をする空き家でした。
その空き家は、住宅街の山の一番上に立っているとても眺めのいいところ。
古い親の家を解体したいが、重機が入れないのですべて人の手でやらないといけない。
解体するのには600万円かかると言われたが、そんなにかかるなんてどうしよう・・・と、ご依頼主さんは悩まれていたそうです。
そこで、100万円をあげるから、まだまだ住めそうなこの家を誰か使ってくれない?という話になったのです。
つまり、この家が欲しい人は、家の代金を支払わず、さらに100万円をもらってリフォームまでできる権利がついているのです!!
(負動産、というものですね)
確かに古い家ですが、立派な作りで、使い勝手もよさそうです。
「100万円なら、僕が欲しい!」と彼は思ったそうです。
実は、彼は九星気学という占いをずっと勉強していて
「いつか鑑定家になって、着物を着て、立派な床の間のある和室で鑑定したい」という大きな夢がありました。
その家には古くて立派な床の間があり、庭の松もすごく雰囲気があってまさに理想の家でした。
チャンスは目の前に!
しかも、条件が最高です!
だって、貯金が無くたって、家が買えるのです!!
「はい! 僕がこの家に住みます!」と即答しました。
そして・・・
あれよあれよと手続きが済み、リフォーム費用もいただいて、あちこちを修繕して、引っ越しをして、開業届を出し、なんと今年の5月には、鑑定家としての業務をスタートできました。
彼はまだまだアルバイトとの二足の草鞋は続けるようですが、近い将来、鑑定家として独り立ちできるでしょう。
もう虚の儲けに引っ張られて、稼げないことをし続ける必要が無いのです。
これからは、何が自分の人生に必要なのか、優先順位をきちんとつけて、いっときの感情に流されず冷静に人生の戦略を立てて動いていけるでしょう。
この家に、お嫁さんが来てくれますように!と私もお祈りしています♪
この事例からわかることは、根本的なインナーチャイルドの問題を癒してしまうと豊かさにアクセスしやすくなるということ。
しかも、自分が一番欲しい形で!
興味深いですよね。
現在のあなたの状況がどうなのかではなく、インナーチャイルドのもつ負のプログラムをきちんと解析し、感情を安定させ、心の豊かさを内側に蓄えた人は、現実でも、お金も含めた豊かさが付いてくるようになるのだと教えていただいた出来事でした。
インナーチャイルドの負のプログラムを読み解いて、ほどく”芯出しセッション”の面白さはこういうところにあります。
「どうせ私なんか・・・」そう思わず、まずはあなたの人生のお話を聞かせてください。
どんなインナーチャイルドがあなたの人生を突き動かしてコントロールしてきたか、解析してみましょう!
それではまた。
アダルトチルドレン専門セラピスト
林 志のぶ