こんにちは。

アダルトチルドレン専門セラピスト 林 志のぶです。

今回は、「どうしても、遅刻が直りません」という相談を受けたケースをご紹介した、

前回までの記事の続きです。

なんとなく遅刻しちゃう人のインナーチャイルドのタイプ

人により、遅刻の動機は全く違います。

原体験となった出来事の場面で、その人が「遅刻」に対し、

どんなメリットをウハウハと見出してしまったのか?によります。

実はインナーチャイルドは、そのウハウハとした体験が、子ども心になぜか嬉しかったので、

それを何度も再現して、同じ刺激を求めて嬉しがるという、困った癖を持っています。

だから、繰り返しが起きるのです。

・・・ここまでが、前回までの復習です。

今日は、なんとなく遅刻してしまうタイプをご紹介しますね!

次は意外な動機が遅刻を引き起こす事例をお伝えします。

あれれ? 遅刻したのに態度がでかい?と感じるような、名付けて重役出勤タイプ!

たとえば、20代のCさん(男性)。

このタイプの人は段取りが悪いわけでもなく、むしろ頭が良い人が多いです。

社外のクライアントとの打ち合わせには、絶対に遅刻しません。

が、優先順位の低い社内の打ち合わせや、プライベートの約束などは

何故か時間通りに行くことは少ない。

なんとはなしに髪型が気になってしまったり、直前にトイレに行きたくなったり、

外事をしていてふと気づくと遅くなってしまう。そういった遅刻の仕方をします。

待ち合わせ先の人がもう揃っているところに遅れて現れ、

「やあやあ、みんな揃ったかい?」といった面持ち。

そんな上の立場でもないのに(笑)

遅刻したことをあまり詫びもせず、へこへこしないで堂々と振る舞うのも特徴です。

こんな重役出勤タイプの遅刻魔の、インナーチャイルドのタイプは、

ズバリ!”思い通りちゃん”なのです。

インナーチャイルドが思い通りちゃんの悩める遅刻の動機

それにはこういう屁理屈がまかり通っています。

誰かに待たされる位なら、自分がみんなを待たせておいて、

みんなが揃った後に自分が登場した方が効率が良い!

と言う、独り善がりな考えなのです。

全てを自分でコントロールしたいと言う

“自己チューな思い通りちゃん”の「思い通り」にしているという事なんですね。

すごい強引な屁理屈だと思いませんか?

このCさんの心理分析グラフの結果は、ジャイアンのような強引なタイプ。

そして、インナーチャイルドのプログラムを解析していくと、

こんな強い思いを持っています。

遅刻したほうが、人に待たされなくて済む。(指図されたくない!)

みんなが自分のためにあらかじめ揃っておいてくれる。だからちょうどいい。

これが、心に潜むインナーチャイルドが毎度まいど、求めているもの。

取引先の約束には絶対に遅刻しないのは、

自分のほうが、立場が下だというのをちゃんとわかっているから。

立場が同等か、自分が上だと思う約束(後輩との飲み会など)に対して、

とくに遅刻しやすいという傾向がありました。

遅刻してすべてが思い通りになった気がして、本人は満足でも、これを続けてしまうと・・・?

社会的信用を失っていきますよね。

インナーチャイルドは、大人の知性とは無関係に、

こういった、独りよがりな満足をしてしまうことが多いです。

インナーチャイルドが前面に出てきてしまうと、

社会人としてのまともな生活が、徐々に脅かされます。

くれぐれも、屁理屈をこねて、信用を落とさないように気をつけましょう!

あなたが遅刻するときはどんなタイプでしょうか?

一度点検してみるのも面白いですよ☆

~つづく~

アダルトチルドレン専門セラピスト

林志のぶ