こんにちは。
いい子ちゃんの生きづらさを解消!
アダルトチルドレン専門セラピスト 林志のぶです。
子どもへの声掛けの仕方
アダルトチルドレンを自覚する人は、
毒親からとてもひどい言葉かけをされてきたと思います。
病院で
「私だったら、しないな~」と思う3世代親子の
きっつい会話を目撃してしまいました。
その場に居合わせたのは、3歳くらいの男の子。
小学校低学年のお兄ちゃん。
そして、母親。
そのまた両親。(つまり、祖父母)
誰かのお見舞いに来たのでしょう。
普段は来ない場所にいて、3歳の子は興奮気味でした。
床に寝転んだり、唾を吐いたり、
椅子に立ち上がったり。
3歳の子らしい、いたずらを次々にしていきます。
周りにいるほかの人たちは、特にその子に対して、
目くじら立てているわけではありませんでした。
おじいちゃん、おばあちゃんたちは、
目を細めて、そのいたずらを見守っている感じ。
私も目が合うと、手を振ったりしていました。
ですが、母親はその子が動き回るたびに、
「床なんか触って、ばっちいでしょー!」
「こらそっち言ったらダメ―!!」
「ダメって言ってるのに、なんでやるのー??」
とヒステリックに怒っています。
周りに気を遣って、すいません、すいませんと
頭もぴょこぴょこ下げています。
そして、お兄ちゃんはずっと、知らん顔して
おとなしく座っています。
弟の相手をするわけでもなく。
お母さんが一人でてんぱっているように見えました。

祖父母が登場!!
そんな中、とうとう祖父母も煮え切らなくなったようで、
次のいたずらが始まると、
母「〇〇(お子さんの名前)ー! 何度言ったらわかるのー!」
祖母「〇〇、ダメって言ってるのがわからないの?」
祖父「こら、〇〇ーっ!!!!」
と大人3人がかりで、その子を責め立て始めました。
その様子が、ちょっと怖かったです。
3歳の小さな子に向かって、一つのいたずらに、
大人3人が寄ってたかって、本気で怒鳴りつける。
その声のほうが待合ロビーに響いて、とても迷惑・・・
と正直思いました。
めげない男の子は、興味の赴くままに動き回るので、
そのたびに3人で怒鳴りつけています。
ほほえましく眺めていただけなのに、何もそこまで・・・
と思いました。
そんなに迷惑でもないのに、必要以上に
周りの目を気にして、自分たちで何とか3歳児を
コントロールしようと必死になっている姿。
この子は、毎日こういった言葉がけを
大人たちからされ続けているのだろうか・・・??
お兄ちゃんは、ずっとあんなふうに言われ責め立てられて、
とうとう、あのようなおとなしい子になったんだろうな・・・
というのも想像がつきました。
怖かったです。
ベビーシッターさんから教わった声掛け法
ベビーシッターさんから教わった声掛けの方法があります。
子供を叱る時には、「ダメ!」といきなり否定しない。
「それはしないよ~」と優しく諭す。
「それはしなくてもいいよ~」「こっちやろうよ~」と
好ましいほうに誘導していく。
子どもも、怒られていないので、
まだ言葉が話せなくても、話を聞く余裕があります。
すると、状況を理解し、自らそちらを選んでくれるのです。
子どもを否定せず、興味をくみ取って、
でも周りに迷惑が掛からない落としどころを見つけていく。
すごいなぁ。
そんな対応方法もあるのか!と、
私も2歳のイヤイヤ期で振り回されていた時に勉強になりました。
あの大人3人に、こういったやり方があること、
怒鳴りつけなくても、その子の想いをくみ取りながら
上手に過ごせる方法があることを
教えてあげたいと思いました。
感情だけで理由も明かさず怒ってばかりいると、
子どもはだんだんとアダルトチルドレンになってしまいます。
あの子が自分の力で、健やかに育っていきますよう、
心から祈りました。
アダルトチルドレン専門セラピスト
林志のぶ