こんにちは。
いい子ちゃんの生きづらさを解消!
アダルトチルドレン専門セラピスト 林志のぶです。
ねほぱほには、アダルトチルドレンがわんさか出演!(笑)
NHK Eテレの人形の番組、「ねほりんぱほりん」。
ゲストが全員、ブタの人形で忠実に再現されています。
司会者の山里亮太さん、YOUさんがモグラに扮して、
訳アリなゲストたちの人生を、
根掘り葉掘り聞いていくという趣向の番組です。
https://www4.nhk.or.jp/nehorin/#
年末に一挙放送されていました。
まあ、ゲストというのが・・・
まんま皆さん。
人生が一度は転落したり、
転落しかかったりした方々なので、
全員が「アダルトチルドレン」といえますね・・・
↑NHKのねほりんぱほりんブログ で無料配布していたものです。
元メンヘラ製造機さん(女性)の回
「元メンヘラ製造機さん」
この回は、またとても興味深いものでした。
https://www4.nhk.or.jp/nehorin/x/2019-12-11/31/22676/1317065
メンヘラとは、ネットスラングで、
メンタルヘルスに問題を抱えた人、という意味があります。
この女性 マミさんは、
”男性を自分に究極に依存させることができると、満足する”
という疑似恋愛を繰り返しました。
例えば、最初は
相手をものすごくほめてほめまくって、
「自分といると気分が良い」と記憶させるのだそうです。
恋愛のために、
図書館で子育て本を読み漁っていたとかwww
その後に、頃合いを見て、
今度はツンデレ。
ここで急に見放すような冷たい態度を取ったりすると、
相手が不安になって動揺して、
すがってくるんだそうです。
それがたまらなく気持ちが良いみたいでした。
すでに高校の時には、
メンヘラちゃんを製造するマニュアル
が完成していたそうです・・・こわっ
なぜ人を自分に依存させると満足するのか?
この女性は、その後も
そのような恋愛ばかりしていましたが、
やりすぎて相手が落ち込みすぎて、
ストーカーのようになったり
怖い目にも遭って、もう・・・
そうすることを辞めたそうです。
ここで、何でこうなってしまったのか
振り返ってみると、
やはり、幼少期のことが大きく影響しているということに
気が付いたのでした。
彼女は、母子家庭で育って
母親が家にいなくて、いつもさみしかった。
そんな気持ちを抱えていたために、
誰かを自分に振り向かせることで、
欲しかった愛情を埋め合わせようとしたそうです。
私はここで、
「うわー、納得!」と思いました。
見事な分析ですよね!!
いまさら親にぶつけたってしょうがない(汗)
そして、彼女は自分に向き合ったのちに、
「私は寂しかった!」
「わかってほしかった!」
という気持ちを母親にぶつけたそうです。
すると、母親は何と言ったと思いますか?
「私のほうが大変だったのよ!!!」と
逆切れされたそうで。
このときの母親の態度を見て、彼女は悟ったそうです。
「この人も、ただの人なんだ・・・。
わかってもらわなくていい」と。
ある意味、
戦意喪失というか、なんといいますか・・・
そんな気持ちを今の親にぶつけたところで、
やっぱり通じ合えないもんなんだな、という諦め。
その後、マミさんは転職して引っ越して、
新しい土地で新しい趣味などに力を入れて、
自分の居場所作りをしているそうです。
引っ越し前からお付き合いしていた人とも
別れることにしたんだとか。
まずは、
自分一人でいてももうさみしくなくて、
自分の人生を充実させて
自分で周りに居場所を作りながら
暮らしを楽しめる、
自立した大人の女性であることを、
やってみたいのではないでしょうか。
最後は、
マミさんのその後の
”アダルトチルドレン克服のよい兆し”を
垣間見ることができ、
私もなんだかほっとしました。
話は戻りますが、
こちらを読んでくださっている読者の皆さんにも、
私からも、ぜひこの「諦め」をおススメしたいです。
え?
でも、なんで?
大変だった私のこと、わかってもらいたい。
親のせいで、自分はこうなってしまったのに!
復讐してやりたいくらいだ!!
そう息巻いているアダルトチルドレンはとても多いと思います。
お気持ち、よくわかります。
私も長年、葛藤しましたから。
でも、残念ながら
その思いは伝わらず・・・
このマミさんのような逆切れに遭う確率のほうが、
大きいのでね。あちゃ~
では、どうやったら、アダルトチルドレンが
そんな諦めの境地に至れるのか?
そのあたりを、続きの記事に書きますね。
アダルトチルドレン専門セラピスト
林志のぶ