こんにちは。
アダルトチルドレン専門セラピスト 林 志のぶです。
今回は、私が映画「君の名は。」を見て学んだことについて、ご説明します。
映画「君の名は。」の内容について ※ネタバレ有
大好きな新海監督の映画「君の名は。」を見返しました。
この作品では、隕石の飛来の前後の”パラレルワールド”が描かれています。
前半で男の子と女の子の意識が入れ替わるという、不思議な現象が描かれていますが、
後半はそれが実は、時も越えていて、3年のずれがあったことがわかります。
わかった時点では、男の子のほうが被災者名簿を見て、「彼女が死んだ」という事実に衝撃を受けます。
ですが、その後の時空を超えた行動の結果、二人の連携で街全体を救うことができて、
二人が生きていつかまた出会える未来が始まりました。
飛騨に女の子を探しに行く旅の光景では、私の地元の見慣れた名古屋駅のホーム下の階段がうつっていて、
アニメで見るとなんだか新鮮ですね。
東京の方は、あそこもここも!と見慣れた風景がたくさんでしょうね。
聖地巡りをしたくなるアニメファンの気持ちがわかる気がします。
(「天気の子」でも、東京の景色が美しいですよね~)
ちなみに問い合わせが多いためか、劇中で爆破された「中部電力 糸守変電所」について
中部電力のサイトで、わざわざ「存在しません」と書かれているそうです。
アダルトチルドレンの脳内で再現される過去とは
さて、私の専門領域のアダルトチルドレンのことに戻りますね。
アダルトチルドレンとしての人生を歩むようになったきっかけとして、
必ず生い立ちが関わってきます。
- 想いをわかってもらえなかった。
- 無視されてきた。
- 放置されて、かまってもらえなかった。
- 適切に育ててもらえなかった。
- 全部自分でやってきた。
- 親の思い通りになるように、支配されてきた。
- 口答えすれば、殴られた。
- 親のせいで色々なことを、あきらめた。
- 何かしようとすればまず反対された。
- 頑張っても、まずけなされた。
- できる兄弟や、親せきのすごい子と比べられて見下された。
- そもそもお前なんか生むんじゃなかったと言われてきた。
書いていても、改めてひどいな・・・と思う状況です(汗)
そして、成人した後も、なぜか人生が辛いほうに、ひどいほうに悪循環していき、
心の不調と、体の不調と、そして経済的な不安まで襲い掛かってくる。
過去の直線上に未来があるなんて、ウソです。
お客様の話をずっと聞いていると、過去からずっと続く苦しさの直線の上に
ずーっと生きていらっしゃる。
「過去があんなにひどかったから、今もひどい。だから、どうせ未来もひどいはずだ!」という
無意識の決めつけをしている人もたくさんいます。アタマでは、もうこんなの嫌だと思っているのに・・・
もちろん、中には「過去なんてもう関係ない! 今の私が次の未来を決めてやるんだ!」という
意欲ある方もいらっしゃいます。
そして、そういう意欲を持つ人のほうが、アダルトチルドレンからの回復が早いのです。
その違いを「パラレルワールド」のキーワードで解説していきましょう。
悩みを克服し未来を変える、前向きなマインド
過去がどうであれ、
今ここにいるあなたの選択次第で、パラレルワールド(今とは違う世界)に乗り換えることができる
と知ってください。
「君の名は。」の二人が、そうしたように。パラレルワールド一つ一つを、線だととらえてください。
(パラレルワールドを「世界線」と呼んでもよいです)
縦線がパラレルワールド(世界線)。横線が、今ここにいるあなたの選択と行動。
あみだくじのように、人生が展開していく、そんな視覚的イメージを持ってください。
今いる世界線から5本向こうの右端にある、ニコニコの未来♪にあなたが行きたいとしたら、
どこにどうやって、横線を書き加えますか?
そして、そのままの世界線に居続けていたら、時間の経過とともに、
アイタタ・・・な未来に自動的にたどり着きます。
嫌な感じしませんか?(笑)
いつか、どこかでアクションを起こして、「あなた自身の選択と行動」で、
横線を書き加えなかったら、世界線の移動はあり得ないのです!!
未来を変えるには、「情報」がカギを握る今、この「人生はあみだくじ方式」という情報を
知ってしまったあなたは、脳内でこんなイメージが沸き起こっているはずです。
過去からの自分の人生は一直線だった。
でも・・・?果たして・・・?今ここで、選択すると、何かが変わっていくんだ!
というかすかな期待がやってきていると思います。
そう、あなたの中に新しい世界への情報がもたらされました。
情報を得ると、あなたの脳が働き始めます。
脳は情報を処理したがりますから、選択と行動ができる場面を着々と準備してくれます。
- 親がひどかった。
- だから、自分はこうなった。
という他人に依存した自分の存在の成り立ちではなくて、
- 親がひどかったのは事実だけど、だから何?
- 今の自分はまったく関係ない世界線にいるから、関係ないし。
- 自分で選んだ楽しい人生を歩んでいるし。
という、自分にしっかりと根差した意識をもてるのです。
強い人になれるのです!
ひょっとしたら、ひょっとして、あなたのパラレルワールドが
すぐそこに存在しているとしたら?
ぜひ少しの勇気を出して、あみだくじの横線ひいちゃってくださいね!
アダルトチルドレン専門セラピスト
林志のぶ