こんにちは。

アダルトチルドレン専門セラピスト 林 志のぶです。

今回は、アダルトチルドレンの純粋すぎる心について、ご説明します。

子どもが家庭環境によって抱える悩み

アダルトチルドレンは、子どもの頃に、親や周りの大人の顔色を窺いすぎてきた過去があります。

親は絶対。神様のようなもの・・・と私も思っていました。

あれ?神様なんかじゃないぞ、ただの不完全な人間だぞ?と気づいたのは、高校生ぐらいだったと思います。

それまでは、母親の言うことがすべて正しいから、要求される事を全部クリアしないといけない!!

と思い込んでいました。

ですが、母親の言いつけを守ったところで、どんどん母の完璧さを求める合格ラインは遠のくばかり。

完璧になろうとすると、母親から、「それもまだ違う。私の思った通りじゃない」

なんて、結局は最後に否定されるわけです。

なのに、どうして自らを滅ぼすまで、その要求にこたえようとするのか・・・

それは、子どもは親に頼らなければ生きていけないから。

見捨てられたら、生きていく術がない。あなたは圧倒的に、か弱い存在だったからです。

だからこそ、必死にその家に置いてもらえるように、しがみついてでも、

それらの無茶な要求にこたえようと涙ぐましい努力をし続けてきた。

その結果、純粋に親の言うことを信じて、うのみにして、

今日まで生き延びようと頑張ってきた姿が、今のあなたの現状を作り上げているのです。

冷静になることでインナーチャイルドを克服する

でも。冷静に考えてみると、おかしいでしょ?

親が幼い頃のあなたに要求してきた、たくさんのこと。

  • お前は気が利かないなぁ。
  • その服は似合わない、もっとこういう服を着るべき
  • 最後の詰めが甘いから、100点が取れないんだ
  • お前のためを思ってこんなひどいことも言ってやってるんだ!社会に出たら、誰もこんなこと言ってくれないぞ?

それって本当にそうでしょうか?

たまたま、ある時はできなかった場面があって、
それを親に見つかってしまった。どうせ、そんなことじゃないですか?

100%、あなたは気が利かない人ですか?

TPOに合わせて、必要最低限のことぐらい、ちゃんとできていますよね?

親が言うほどいつもできないわけじゃないですよね?

  • その服は似合わない、もっとこういう服を着るべき

似合わないって本当?その意見を言った親は、本当にセンス良かったですか?(笑)

あなたの憧れるようなファッションを身に着けている、かっこいい大人でしたか?

冷静に考えてみれば、あなたに指図する資格なんてないんじゃないでしょうか?

  • 最後の詰めが甘いから、100点が取れないんだ

じゃあそういうあなたは、子どもの頃どうだったの?って言い返してやりたいですね。

詰めが甘いから、という点だけが100点を取り損ねた理由でしたか?それって本当にそうなの?

あなたからしたら、そもそも暗記し忘れていた項目だったかもしれないし、

点が取れそうな難題に挑戦していて、最後の1問を解く時間がなくなっただけかもしれない。

(それに取り組んだからこそ、85点ではなく95点だったという良い結果となっていた)

ということもあり得たはず。

そんな細かな事情なんて知りもしない親から、詰めが甘い、

とか何とな~くの言い方で責めよられても・・・あなたに何がわかるの?って思いませんか?

  • お前のためを思ってこんなひどいことも言ってやってるんだ!社会に出たら、誰もこんなこと言ってくれないぞ?

本当に、社会出ると誰も厳しいことを教えてくれなくなるものでしょうか?それって本当?

上司だって、取引先だって、あなたがミスをすれば必ず教えて叱ってくれますよ。

学校に遅刻すれば、先生がそれはダメなことだ!と、たっぷりと教えてくれますよ。

別に親ばかりがその役割を担っているわけじゃない。って思いませんか?

本当に、ひどいことを言うのがその人のためになるのでしょうか?

あなたは、親友にそんなひどいことを言いますか?

そうやって、冷静に一つ一つを考えていくと、んん?? なんか変だぞー!!

って、立ち止まれますよね。

そこから、やっと、幼児返りしたあなたの人格(インナーチャイルド)ではなく、

あなたの中の「実年齢の大人の部分」が働き始めるのです。

知性を取り戻しましょう!

感情をうまくコントロールするための魔法の言葉

アダルトチルドレンから脱出するために、「それって本当?」とツッコミ続けてほしい!

というわけで、脳内ツイッターで、

過去に親や周りの大人から言われ続けたことが再生しっぱなしになるようならば、

一つ一つの言葉を書き留めてみるとよいです。

そして、そのセリフに対して、「それって本当?」と反論していきましょう。

中には、正論もあったかもしれません。

でも、それよりも、過大な要求や、支配のほうが多かったはず。

あなたは安心して、心の中で反論して、検証していいのです。

純粋すぎるのをやめて、ちょっと意地悪に感じるかもしれませんが、

まともな大人に成長するために、「それって本当?」を言い続けて検証していきましょう!

よかったら、試してみての感想や質問も、お気軽にお寄せ下さいませ。

あなたの、本来の力強く生きる力が取り戻せますように。

アダルトチルドレン専門セラピスト

林志のぶ